初めて経営計画を作る中小企業経営者へ:最低限必要な三つの要素
「経営計画を作ったことがない」という経営者は、九州の中小企業では珍しくありません。日々の業務に追われていると、計画を立てる時間が取れないのは理解できます。ただ、金融機関との交渉や幹部への方針共有を考えると、数字に基づいた計画書は早めに持っておいたほうが動きやすくなります。
経営計画に最低限必要な三つの要素
一つ目は、現状の数字の整理です。直近3期分の売上・粗利・営業利益・現預金残高を一枚の表にまとめます。これだけで、自社の財務の傾向が見えてきます。
二つ目は、来期の目標数字とその根拠です。「売上10%増」という目標だけでは計画になりません。どの顧客に、何を、どれだけ売るかという行動レベルの根拠が必要です。
三つ目は、リスクシナリオです。目標が達成できなかった場合に、どこまで耐えられるかを数字で確認しておきます。これがあると、金融機関との対話が具体的になります。
金融機関が見ているポイント
長崎の地域金融機関の担当者と話していると、「数字の根拠が説明できるかどうか」を重視しているという声をよく聞きます。売上目標の数字より、「なぜその数字が達成できると考えているか」の説明を求められます。
経営計画書は、作ること自体が目的ではありません。説明できる計画を持っていることが、金融機関との信頼関係を作ります。
計画書を作った後に大切なこと
計画書を作って終わりにしてしまう会社が多いです。月次で実績と計画を比較し、ずれが出たときに理由を確認する習慣がないと、計画書は飾りになります。
月次の比較は、全項目を精査する必要はありません。売上・粗利・現預金の三つだけを毎月確認するだけでも、異変に早く気づけます。
経営計画の策定支援については、Meadow Pilotの各サービスの詳細と料金のページでご確認いただけます。初めて作る場合でも、現状の数字から一緒に整理します。